のどに細菌やウイルスなどが侵入して炎症を起こすと、痛みが出ます。のどの痛みや咳には、殺菌でウイルスの働きを抑え、痛みのもととなる炎症を鎮めることが大事です。 それでは、のど・咳・痰に良い食べ物を見ていきましょう。 [スポンサーリンク]
喉が痛いときのケアのポイント
喉が痛いときのケアのポイントは以下の5つです。
- こまめにうがいをする
- こまめに水分補給する
- マスク、加湿器などでのどの乾燥をふせぐ
- 刺激物やカフェインを避ける
- 体をあたため、免疫力を高める
のどが乾燥しているとウイルスや細菌が繁殖しやすくなるので、うがいやこまめな水分補給をし、マスクや加湿器を使ってのどを保湿しましょう。
のどが痛いときにおすすめの食べ物10選
はちみつ
殺菌作用が高く、のどの炎症を改善します。のどの乾燥を防ぐ効果もあります。糖質がすばやくエネルギーになるため、のどが痛いときに活用したい甘味料です。
※一歳未満の乳児は服用できません。
大根
大根にはイソチオシアネートという成分が含まれていて、のどの炎症を鎮める作用があります。同じく炎症を鎮め、殺菌効果もあるはちみつと合わせた「大根飴」は、甘くておいしいのどの特効薬です。
れんこん
漢方では、からだの中の余分な熱を冷ますことで肺の働きを高め、のどの渇きや痛みを改善すると考えられています。ビタミンCとB1が豊富なので、体力を回復し、ウイルスや細菌と闘う抵抗力を補う効果もあります。
たけのこ
漢方では、からだの中の余分な熱を冷ますことで肺の働きを高め、せきやたんを改善する働きがあると考えられています。食物繊維が豊富に含まれているので、かぜの影響で便秘ぎみになっているときにもよいです。
きんかん
のどの炎症を抑えて、痛みをやわらげる効果があります。ビタミンA・C・Eが豊富なので疲労回復に役立ちます。実よりも皮が栄養豊富なので、皮ごと食べるとよいです。はちみつ漬けやシロップ漬でまるごと食べるのがおすすめ。
黒豆
おせち料理でおなじみの黒豆は、昔からのどの痛みをやわらげる薬として頼りにされてきました。皮の色素成分であるアントシアニンは抗炎症性、苦味成分であるサポニンは抗菌性にすぐれています。さらにサポニンは、喉の痛みとともに起こりやすい咳や痰を抑えてくれる薬効もあるのです。アントシアニンもサポニンも水に溶けやすいため、煎じ汁を作って飲めば喉の痛みがやわらぎます。
[スポンサーリンク]
ゴボウ
ゴボウはもともと中国から薬草として伝わり、私たちの祖先がが野菜として改良しました。ゴボウの根には咳止めの薬効があります。皮をむいたあとはアクで茶色くなりますが、このアクに消炎・殺菌作用にすぐれたタンニンが溶け出しています。 しぼり汁を作って飲むほか、ごぼう茶もおすすめです。↓ 苦味はまったく無く、香ばしくて飲みやすいですよ。
かりん
昔から、咳止めや喘息に効果がある生薬として使われてきました。利尿作用もあり、むくみや疲労も改善します。生だと渋くて食べられないので、はちみつ漬け、果実酒、ジャムなどに加工します。 市販のかりんエキスは、気管支炎にもおすすめです↓
春菊
冬に旬を迎える春菊。独特の良い香りには痰を切って咳を鎮める働きがあります。自律神経に作用することで免疫力を高める効果が期待されているαピネンも含まれています。効き目をより高めるために、長めに煎じて薬効を凝縮させるとよいです。
カブ
喉の粘膜を強くするビタミンCがたっぷり含まれています。皮ごとすりおろして、絞り汁をお湯で割って飲むとよいです。はちみつを加えると飲みやすいだけでなく、殺菌作用も加わって効果が高まります。
梨
甘味成分のソルビトールがカラカラの喉をうるおします。煮詰めることでよりいっそう咳や喉の渇きをやわらげる効果が高まります。煮詰めてホットジュースにするのがおすすめです。
のど・咳・痰に良い食べ物を使ったレシピ
はちみつのホットドリンク
【材料】(1人分)
- はちみつ・・・大さじ2
- レモン汁・・・小さじ1
【作り方】 コップにはちみつとレモン汁を入れ、沸騰したお湯をそそいでよく混ぜます。はちみつとレモンの分量はお好みで調整してください。 夏場はアイスでもおすすめ。その場合は、水を入れる前にはちみつとレモン汁を混ぜ合わせておくとすぐに溶けます。
大根飴
【材料】(作りやすい分量)
- 大根・・・150g
- はちみつ・・・大根がひたるくらい
【作り方】 ①大根を1cm角のさいの目に切る。 ②びんなどの密閉容器に①を入れ、ひたひたになるまではちみつを注ぐ。 ③ときどきまぜながら半日ほど置く。大根の水分がしみ出したら出来上がり。 ※一歳未満の乳児は服用できません。 ※冷蔵庫で1週間ほど保存できます。 【飲み方】 大根の汁とはちみつの混ざった上澄み液を大さじ1杯すくって、水かお湯で割って飲みます。
黒豆の煎じ汁
【材料】(作りやすい分量)
- 黒豆・・・40g
- 水・・・1リットル
- 砂糖またははちみつ・・・適量
【作り方】 ①黒豆を水洗いし、ホコリや汚れを落とす。 ②鍋に水と①を入れ、中火で30分ほど煎じる。 ③好みで砂糖かはちみつを加える。 【飲み方】 1回につき50ml、1日3回(朝昼晩)空腹時に服用する。秋冬は常備してうがい薬にしてもよいです。
梨のホットジュース
【材料】(1人分)
- 和梨・・・1個
【作り方】 ①梨は皮をむき、種を取り除く。 ②①をすりおろすか、ジューサーにかける。 ③小鍋に入れ、焦げないように混ぜながら弱火で煮詰める。水分が半分くらいになったらできあがり。
まとめ
今回ご紹介したのど・咳・痰に良い食べ物は、以下の11個です。
- はちみつ
- 大根
- れんこん
- たけのこ
- きんかん
- 黒豆
- ゴボウ
- かりん
- 春菊
- カブ
- 梨
つらいのどの痛みや咳は、早く和らげたいですね。 ひき始めの症状のときは、すぐに対処すればひどくならずに済みますよ。 以上、のど・咳・痰に良い食べ物をまとめました。
こちらの記事も参考にしてください。 →免疫力アップ!風邪によい食べ物とおすすめレシピ
[スポンサーリンク]