ハーブの苗を植えるのが好きで、数年前からチャレンジしています。
今年の春にもまた、いくつか種類を植えました(5月ごろ)。
今日はローズマリーについて書きます。
ローズマリーって、最初から大きな鉢を買ってくれば、ほとんど世話がいらないんだけど、小さい苗を買ってきて植え替えて育てるのはちょっとコツがいります。
乾燥を好むハーブ
ローズマリーは地中海の爽やかな海岸がふるさとです。風が吹き抜ける乾燥ぎみの環境を好みます。
そのため、水やりはちょっと乾燥ぎみに行うのがコツ。常に土が湿っているようでは、あげ過ぎなので、土が完全に乾いたら、たっぷりやる。真夏以外は鉢植えでも毎日あげなくてもいいんじゃないでしょうか。
あと、鉢の選び方。乾燥を好むハーブには、なるべく通気性のいい、素焼きや木の鉢がおすすめです。
プラスチックで密閉性の高いものや、金属の鉢や、おしゃれガーデン(?)にするときに使うような、トマトの空き缶とかはちょっと通気性が良くないので、避けた方が良いかもしれません。
移植を嫌うハーブ
ローズマリーは植替えされるのを嫌います。私も初めて苗を買ってきて植えたときに、なかなか根付かず、水をあげてもしおれてしまうことがありました。
よくよく考えてみたら、植替えのときに根をほぐしてストレスを与えていたのが原因だと考えられます。
なので、ローズマリーの苗を植えるときは、最初から植替えをしない前提で大きめの鉢に植えるか、場所を決めて地植えをするのがおすすめです。
私は前回のそうした失敗があったので、今回の植替えのときは、根をまったくほぐさず、植替えをしていることがローズマリーにバレないように(笑)そーっと植えました。そうしたら3週間後、無事に根付いてすくすくと大きくなっていました。
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苗が小さいときは剪定をしない
ローズマリーを植える方は、収穫をして料理に使いたい、という方も多いと思います。
私ももちろん、そうで、育てるよりも食べるのを楽しみに(笑)ローズマリーを植えています。が、今回、ハーブの育て方の本を改めて読んだら、なんと「植えつけてから2年目以降から収穫ができます」と書いていました。
秋ぐらいには食べる気まんまんだった私は、それを読んでちょっとショックを受けました(笑)。でも、たしかに、初めてローズマリーを植えたときに、なかなか根付かなくて元気がなくて、葉っぱが蒸れているせいかなと思い、葉っぱをいくらか間引いてしまったのです。
そうしたらその後、まったく大きくならず(涙)。どうやらローズマリーは、苗が小さいときに剪定してしまうと、成長がストップしてしまうらしいのです。もともと、苗が小さい時は成長が遅く、しっかりと根づいてからは成長が早いハーブみたいです。
「タフで手間がかからないハーブ」というイメージがありましたが、苗が小さいうちは以外と繊細なことが分かりました。
なので、「収穫は植え付けてから2年目以降」というのは、本当なんだと思います。剪定が早すぎて大きくならないのを経験していたので、今回は葉っぱを切らずに、大きくなるまでガマンしようと思います!
他の植物を枯らしてしまう?
ローズマリーは根からアレロパシー成分(他の植物の成長を阻害する成分)が出ていると、どこかで読んだ記憶があります。実際に、先にローズマリーが植えてある鉢に、あとからゼラニウムを植えたことがあるのですが、まったく根付かず枯れてしまったことがあります。しかし、ローズマリーと同時に植えたラベンダーの方は、とくに影響がなく、大丈夫です。
このあたり、ちょっと詳しくは分からないのですが、寄植えをしようとしていたり、周囲に他の植物が植えてある場合は、ちょっと気をつけた方がいいかもしれません。
立性、半立性、匍匐(ほふく)性の3種類
私は今回、それを考慮して、種類の違うローズマリー3種を用いて、ローズマリーだけの寄植えにしました。
ローズマリーは、生え方によって、まっすぐ上に伸びる立性、少し横に広がりながら上に伸びる半立性、地面を這うように伸びる匍匐(ほふく)性のものがあります。
今回は、それぞれの性質のものを1種類ずつ植えました。
まず立性のローズマリーレックス。葉が肉厚で大きく、光沢があるのが特徴で、なんと成長すると2mにもなるとか。大きくなるため、生け垣によく植えられている品種です。私は小さい鉢植えなので、剪定しながらコンパクトに育てたいと思います。
次に半立性のローズマリーディープブルー。その名の通り、濃い紫色の花をつける品種。香りが強く、とくにお肉との相性がいいそうです。今のところ、買ってきた苗の中で一番背が高いです。半立性なので、成長したら横に広がってくるので、ほんとは広いスペースに植えた方がいいかも。
3つ目は匍匐性のローズマリーハイセイ。横に這って成長するので、ハンギングにしたり、誘導してトレリスに絡ませることもできます。私は初めてなので、とりあえず放置して様子見(笑)。枝が柔らかいので、料理にも使いやすいタイプです。
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植替えはローズマリーにバレないように(笑)
植替えにはハーブ専用の土を使いました。ローズマリーはもともとそんなに肥料がいらないので、とくに肥料は足していません。
植替えのときは、水はけを良くするために鉢底石をひいて、その上に、苗の高さに合わせて土をいれます。
ローズマリーは基本的に植替えが苦手です。なので、買ってきた苗を植え替えるときは、ローズマリーに気づかれないように、根をほぐさず、なるべく根を触らずに、そっと土の上に置きます。
そのあとも、なるべく根を刺激しないように、土を優しくかぶせて、完了です。ローズマリーにバレずに植替えできたでしょうか(笑)
植え替えたときはそんなに気候も暑くなかったので、水やりは2日後から始めました。水も毎日やるのは控えて、土の表面が乾いてきたな、と思ったら、さらに1日置いて、あげるときは鉢底から流れるくらいたっぷりあげるのがいいと思います。
植え替えたあとはなるべく触らず、水やりもあげ過ぎないように、乾燥ぎみに管理します。
無事に根付いた!!
3週間後、写真をとってみたら、3本とも少し大きくなっていました!大きくなっていたということは、無事に根付いたということなので、ほっと一安心です。
葉っぱに触れるといい香りがして、とても癒やされます。いい香りで摘みたくなってしまいますが、幼苗のときはガマンして(笑)、このまま触らずに見守りたいと思います。
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