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11月の別名・旧暦名「霜月(しもつき)」の意味と由来、時候の挨拶・風物詩

投稿日:2017年8月13日 更新日:

旧暦では11月のことを「霜月(しもつき)」と呼びます。

この時期らしい寒さをイメージさせる名前ですが、「霜」というには少し早い気もします。

11月が「霜月(しもつき)」と呼ばれるようになった由来や、その他の呼び名、11月の時候の挨拶や風物詩について調べてみました。

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11月の別名「霜月(しもつき)」の由来と意味

「霜月(しもつき)」という呼び名の由来としてもっとも有力なのは、「霜の降る月」という意味の「霜降月(しもふりづき)」が「霜月」に変化したという説です。

旧暦の季節感は今の季節感よりおよそひと月早いので、旧暦の11月はちょうど11月下旬あたりからになります。

その頃になると、寒さが本格的になりはじめ、地域によっては霜が降り始めます。

そのため、「霜降月(しもふりづき)」と呼ばれ、それが「霜月(しもつき)」に変化したと言われています。

その他の説としては、十を満ちた数字として10月を「上な月」と呼び(神無月の由来のひとつとも言われています)、それに対して11月を「下な月」と呼ぶという、「上下(かみしも)」の「下(しも)」が由来となったという説もあります。

他には、古来はこの時期に秋の収穫を感謝するお祭りが行われていたため「食物月(おしものつき)」が「しもつき」に変化したという説、太陽の光が弱くなる(すぼまる)ため、「ものしぼむ月」が変化したという説など諸説ありますが、定かではありません。

11月のその他の別名

11月の別名には他にも、次のような呼び名があります。

  • 霜降月(しもふりづき)
  • 食物月(おしものづき)
  • 凋む月(しぼむつき)
  • 末つ月(すえつつき)
  • 神楽月(かぐらつき)
  • 神帰月(かみきづき)
  • 広寒月(こうかんげつ)
  • 露ごもりの葉月(つゆごもりのはづき)
  • 仲冬(ちゅうとう)
  • 雪待月(ゆきまちづき)
  • 霜見月(しもみづき)

霜や雪など、冬を感じる呼び名が多く見られますね。

それ以外にも、秋の収穫期を終えて神楽を奉納するため「神楽月(かぐらづき)」という呼び名や、10月に出雲に帰った神様たちが戻るため「神帰月(かみきづき)」という呼び名など、神様に関する呼び名もいくつかあります。

11月の時候の挨拶

11月の時候の挨拶としては、次のようなものが使われます。

改まった挨拶

  • 晩秋の候
  • 深秋の候
  • 暮秋の候
  • 霜秋の候
  • 夜寒の候
  • 立冬の候
  • 向寒のみぎり
  • 氷雨のみぎり
  • 小春日和の今日この頃
  • 鮮やかな紅葉の候
  • 落ち葉散りしく時節
  • ゆく秋の感慨も深く

例文

  • 深秋の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
  • 落ち葉散りしく時節、皆様にはますますご壮健のことと拝察いたします。

親しい間柄への挨拶

  • 陽だまりの恋しい時期となりました。
  • 冬間近となった今日この頃。
  • 日に日に秋が深まり、露寒の季節となりました。
  • 落ち葉が風に舞う季節となりました。
  • 肌寒い日が続きますが
  • 吹く風に冬の到来を感じるこの頃です。

例文

  • 陽だまりの恋しい時期となりました。皆様お元気でいらっしゃいますか。
  • 吹く風に冬の到来を感じるこの頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

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11月の風物詩

酉の市(とりのいち)

酉の市(とりのいち)は、11月の酉の日に行われる鷲明神(おおとりみょうじん・大鳥明神とも書く)の祭礼です。

鷲明神は大阪府堺市の大鷲神社が本社で、東京および東京近郊の大鷲神社は末社と言われています。

かつては武運を守護するとされた大鷲神社ですが、次第に開運や商売繁盛の神社として信仰を集めるようになりました。

「酉の市」では縁起ものの熊手が名物です。農具の熊手が物をかきよせるところから福建や富を集める道具に見立てられ、市の当日は飾りつきの熊手がたくさんの出店に並びます。

立冬(りっとう)

立冬(りっとう)二十四節気のひとつで、11月7日ごろにあたります。

文字通り「冬が立つ」日で、暦のうえでは冬に入ります。木枯らしが吹き始め、冬の寒さが始まるころです。

七五三

七五三は、三才の男女、五才の男児、七才の女児の成長を祝って、神社にお祭りして健やかな成長と健康を祈る行事です。

かつては各家で吉日を選んで行われていましたが、江戸時代に祝日を11月15日に定めたとされています。

新嘗祭(にいなめさい)

11月23日に行われる「新嘗祭(にいなめさい)」は、天皇がその年の五穀の新穀を宮中の神殿に供え、収穫を感謝し、翌年の豊作を祈念するという祭儀です。

その歴史は飛鳥時代にまでさかのぼり、現代も皇室で行われるもっとも重要な行事となっています。

小雪(しょうせつ)

小雪(しょうせつ)二十四節気のひとつで、11月22日ごろにあたります。

小雪とはその字のとおり、雪がまだ少ないという意味です。地域によっては初雪が降り始め、いよいよ本格的な冬の季節が到来します。

まとめ

11月の別名の由来と風物詩、いかがでしたか。

紅葉のもっとも美しい季節が過ぎ、寒さが本格的になってくるこの季節。

着るものや温かい料理、そしてこたつ(笑)など、冬支度を楽しみながら過ごしたいですね。

以上、11月の別名の由来と風物詩をまとめました。

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