季節ごとの年中行事、歳時記や旧暦、旬の花や野菜、くらしの知恵、イベント情報などをお届けしながら、毎日をちょっぴり豊かに生きるヒントをお伝えしたいと思います。

【きせろぐ】〜季節の行事と旬のブログ〜

12ヶ月

3月の別名・旧暦名「弥生(やよい)」の意味と由来、時候の挨拶・風物詩

投稿日:2017年8月23日 更新日:

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/siawasenazikann/11250668.html

旧暦では3月のことを「弥生(やよい)」と呼びます。

女性の名前に名付けられることもある「弥生(やよい)」。3月の季節らしい、やわらかい響きの月名ですが、いったいどんな意味なのでしょうか。

3月が「弥生(やよい)」と呼ばれるようになった由来や、その他の呼び名、3月の時候の挨拶や風物詩について調べてみました。

[スポンサーリンク]


3月の別名「弥生(やよい)」の由来と意味

「弥生(やよい)」という呼び名の由来は、暖かくなっていく気候に、芽吹くいのちのようすから来ています。

「草木がいよいよ生い茂る月」という意味の「木草(きくさ)弥(い)や生(お)ひ茂る月」が縮まったもので、草木が「いよいよ生い茂る」=「弥生(いやおい)」が変化した呼び名といわれています。

ほかの月名の由来には諸説ありますが、「弥生」の由来としてはこの説以外にとくに異論はないようです。

ちなみに、12ヶ月の呼び名のなかで、12月の「師走」と3月の「弥生」だけ「月」という字がついていません。もともとの呼び名には「月」が入っていましたが、「弥生」と縮まったことで「月」の字が外れたといわれています。

3月のその他の別名

  • 弥生(やよい)
  • 桜月(さくらつき・さくらづき)
  • 雛月(ひいなつき)
  • 早花咲月(さはなさづき・さはなさきつき)
  • 夢見月(ゆめみづき)
  • 染色月(しめいろづき)
  • 嘉月(かげつ)
  • 花津月(はなつつき)
  • 季春(きしゅん)
  • 花見月(はなみつき・はなみづき)
  • 晩春(くれのはる・ばんしゅん)
  • 春惜月 (はるおしみづき)
  • 暮春(ぼしゅん)
  • 花月(かげつ)
  • 蚕月(さんげつ)
  • 桃月(とうげつ)

春の花ひらく様子をあらわした、まるで少女の名前のような呼び名がならびました。

「夢見月(ゆめみづき)」というのは、桜の別名である「夢見草」が咲き始める季節であることから、こう呼ばれています。

今の暦では春のはじめという感じがしますが、旧暦では春のおわりとされていたため、「晩春」「暮春」などの呼び名もあります。

過ぎていく春を惜しんで「春惜月(はるおしみづき)」とも呼ばれました。

3月の時候の挨拶

3月の時候の挨拶としては、次のようなものが使われます。

改まった挨拶

  • 早春の候
  • 春色の候
  • 春風の候
  • 春陽の候
  • 萌芽の候
  • 若草の候
  • 麗日の候
  • 弥生のみぎり
  • 軽暖のみぎり

例文

  • 早春の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
  • 弥生のみぎり、皆様にはますますご壮健のことと拝察いたします。

親しい間柄への挨拶

  • 日増しに暖かくなり
  • 桃のつぼみもふくらみ
  • 桜のつぼみもふくらみはじめ
  • ようやく春めいてまいりました。
  • 春寒次第に緩み、ひと雨ごとに春の息吹が立ち込めてまりました。

例文

  • 桜のつぼみもふくらみはじめ、日増しに暖かくなってまいりました。みなさまお元気でいらっしゃいますか。
  • 春寒次第に緩み、ひと雨ごとに春の息吹が立ち込めてまりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

[スポンサーリンク]


3月の風物詩

修二会(しゅにえ)

修二会(しゅにえ)は、己の罪と穢れを懺悔し、五穀豊穣などを祈願する仏教行事で、3月の上旬におこなわれます。

もっとも有名なのは東大寺二月堂の「お水取り」です。

3月1日から本行がはじまり、14日間にわたって華麗な水と火の行法が展開されます。参拝者たちは、ここで火の粉を浴びると災厄が祓われると言われています。

上巳(じょうし)の節句(桃の節句)

3日3日の「上巳(じょうし)の節句」は、ひな祭りとして親しまれています。この時期に桃が咲くことから、「桃の節句」とも言われています。

もともとは3月最初の巳(み)の日に行われていた、川で身を清める禊(みそぎ)の風習が起源とされています。

のちに人形に厄災を託して流す「流し雛」という風習になり、やがて女児の節句として祝うようになりました。

こちらの記事もご参照ください↓
ひな祭り(桃の節句・上巳の節句)の由来・起源と食べ物の意味

啓蟄(けいちつ)

「啓蟄(けいちつ)」二十四節気のひとつで、3月5日ごろにあたります。

「啓(けい)」虫が土の中にこもることで、「蟄(ちつ)」「戸を開く」という意味です。

気候が暖かくなって、土にこもっていた虫たちが地上に這い出してくることを表しています。生き物たちの息吹を感じ始める季節です。

こちらの記事もご参照ください↓
春の旧暦一覧(二十四節気)

春分(しゅんぶん)

「春分(しゅんぶん)」二十四節気のひとつで、3月21日頃にあたります。「秋分」と同様に、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日です。

この日を境に昼夜の長さが逆転して、次第に昼の時間が長くなり、春の訪れが本格化していきます。

春のお彼岸

「春分の日」と「秋分の日」のそれぞれ前後3日間を合わせた7日間「彼岸」です。

「彼岸」は生死を越境できない人間界(此岸・しがん)の煩悩を解脱して、悟りの境地である来世(彼岸)に渡ることを意味します。

先祖のお墓参りをし、神棚には秋の「おはぎ」に対して「ぼた餅」をお供えして豊作を祈願します。

まとめ

3月の別名の由来と風物詩、いかがでしたか。

暖かくなりはじめる春、草木も虫たちも動き始める時期です。私たち人間も、なんとなくそわそわしたり、ワクワクするような気がするのは、気のせいでしょうか。

旧暦の呼び名を知ることも、春への期待をいっそう高めてくれるかもしれませんね。

以上、3月の別名の由来と風物詩をまとめました。

[スポンサーリンク]


-12ヶ月

Copyright© 【きせろぐ】〜季節の行事と旬のブログ〜 , 2020 AllRights Reserved Powered by micata2.