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5月の別名・旧暦名「皐月(さつき)」の意味と由来、時候の挨拶・風物詩

投稿日:2017年8月26日 更新日:

旧暦では5月のことを「皐月(さつき)」と呼びます。

五月生まれの女の子のことを「さつき」と名付けたりしますね。「五月晴れ」という言葉もあるように、爽やかで気候のよい季節ですが、「さつき」という言葉はどういった意味があるのでしょうか。

5月が「皐月(さつき)」と呼ばれるようになった由来や、その他の呼び名、5月の時候の挨拶や風物詩について調べてみました。

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5月の別名「皐月(さつき)」の由来と意味

5月のことを別名で「皐月(さつき)」と呼びます。
「皐月(さつき)」という呼び名は、実は農業からきています。

このころは、気温が暖かくなり、ちょうど田植えが始まる頃。
まだ幼い稲の苗を「早苗(さなえ)」といいますが、「皐月(さつき)」はこの「早苗月(さなえづき)」を略した呼び名だと言われています。

それにしても「皐月」の「皐」という字は見慣れませんね。

この字には実は「神に捧げる稲」という意味があるのです。
田植えを始めるシーズン、神さまに稲の無事と豊作を祈って、「皐」という字があてられたのかもしれません。

さらに「さつき」の「さ」には、古語で「耕作」という意味もあり、「さつき」の由来の一説になっています。

日本書紀のころは「五月」と書いて「さつき」と呼んでいた記録もあります。

5月のその他の別名

  • 早苗月(さなえづき)
  • 菖蒲月(あやめつき・あやめづき・しょうぶつき)
  • 橘月(たちばなつき)
  • 五色月(いついろづき)
  • 雨月(うげつ・うづき)
  • 狭雲月(さくもづき)
  • 仲夏(ちゅうか)
  • 五月雨月(さみだれつき)
  • 梅夏(ばいか)
  • 梅月(ばいげつ)
  • 月不見月(つきみずづき)
  • 多草月(たくさづき)
  • 田草月(たぐさづき)
  • 稲苗月(いななえづき)

稲の苗を植える時期、という意味の名前や、この時期に咲く花が入った名前が見られますね。

旧暦では5月がちょうど梅雨にあたるので、雨月(うげつ・うづき)や五月雨月(さみだれづき)とも呼ばれます。

5月の時候の挨拶

5月の時候の挨拶としては、次のようなものが使われます。

改まった挨拶

  • 晩春の候
  • 葉桜の候
  • 緑風の候
  • 青葉の候
  • 薫風の候
  • 新緑の候
  • 立夏のみぎり
  • 風薫る五月
  • 青葉若葉の好季節

例文

  • 桜花の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
  • 若葉萌えいづる頃、皆様にはますますご壮健のことと拝察いたします。

親しい間柄への挨拶

  • 若葉が目にまぶしい今日この頃
  • 若葉萌える好季節となりました。
  • 初夏の風が清々しい今日この頃
  • 風薫る新緑の季節
  • 風薫るさわやかな季節となりました。
  • 日中は汗ばむほどの陽気です。

例文

  • 若葉が目にまぶしい今日この頃、みなさまお元気でいらっしゃいますか。
  • 風薫るさわやかな季節となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

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5月の風物詩

八十八夜(はちじゅうはちや)

「八十八夜(はちじゅうはちや)」立春の日から数えて八十八日目で、5月2日ごろにあたります。

「米」の字を分解すると「八十八」になることから、農家にとってこの日は特別な意味を持ちます。「八十八夜の別れ霜」というように、この日を境に霜害が少なくなり、種まきに最適な時期になります。

「夏も近づく八十八夜」と歌われるように、この頃は新茶の茶摘みの最盛期でもあります。

端午(たんご)の節句

5月5日の端午(たんご)の節句は、「こどもの日」として知られています。女の子の成長を祝う「ひな祭り」に対し、端午の節句は男の子の成長を祝う日です。

男の子のいる家では、鯉のぼりや武者人形などを飾り、ちまきや柏餅を食べてその成長を祝い、立身出世を願う習わしが続いています。

こちらの記事もご参照ください↓
節句とは?代表的な五節句の意味と由来

立夏(りっか)

「立夏(りっか)」二十四節気のひとつで、5月5日ごろにあたります。「夏が立つ」と書くように、暦のうえではこの日から立秋の前日までが夏となります。

一年でもっとも爽やかな頃で、気持ちのよい季節の風が吹き、外出に最適な気候が続きます。

こちらの記事もご参照ください↓
夏の旧暦一覧(二十四節気七十二候)

小満(しょうまん)

「小満(しょうまん)」二十四節気のひとつで、5月21日ごろにあたります。

この頃から陽気が良くなって、万物が次第に成長して天地に満ち始めるために「小満」といわれるようになりました。

ちょうど麦が収穫できる頃なので、「麦秋(ばくしゅう)」とも呼ばれます。この時期が過ぎると、いよいよ梅雨入りです。

こちらの記事もご参照ください↓
夏の旧暦一覧(二十四節気七十二候)

まとめ

5月の別名の由来と風物詩、いかがでしたか。

五月晴れの気持ちいい季節。絶好の行楽シーズンでもありますが、農業では田植えを始める大切な時期です。

いよいよ迫ってくる初夏の気配も味わって過ごしたいですね。

以上、5月の別名の由来と風物詩をまとめました。

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