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節句

節句とは?代表的な五節句の意味と由来

投稿日:2017年1月4日 更新日:

端午の節句、桃の節句、菊の節句。

「節句」とよく聞きますが、どういう意味でしょうか?そしてそれぞれの節句はいつでしょうか?

今回は、代表的な節句の意味と由来について調べてみました。

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節句とはなに?

一年の中で節目となる日を節句といいます。伝統的な年中行事を行う暦上の節目の日を差し、二十四節気とは別に、昔から祝祭の日とされてきました。 もともとは中国から伝わった習わしですが、日本古来の年中行事と結びついて長く継承されています。

節句のなかでもとくに縁起がよいとされる奇数が重なる「人日(じんじつ)の節句」(1月7日)、「上巳(じょうし)の節句」(3月3日)、「端午(たんご)の節句」(5月5日)、「七夕(しちせき)の節句」(7月7日)、「重陽(ちょうよう)の節句」(9月9日)、の5つは五節句と呼ばれ、江戸時代には公的な行事・祝日として定められていました。

五節句は明治時代には廃止されてしまいますが(端午の節句のみ、「こどもの日」として残っています)、その後も重要な季節の行事として定着し、現在まで受け継がれています。

五節句の意味と由来

1月7日・人日(じんじつ)の節句【七草の節句】の意味と由来

出典:http://www.misbit.com/recipe/mid001940.html

出典:http://www.misbit.com/recipe/mid001940.html

1月7日は「七日正月」とよび、朝食に七草を入れたお粥を食べてお祝いをします。「せり・なずな・ごちょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」の七草を入れたお粥を食べると健康になり、邪気を払うと言われました。お正月のごちそうで疲れた胃腸を休めるという意味でも理にかなっています。

人日(じんじつ)という名称は、1月1日から6日まで、鶏(にわとり)、狗(いぬ)、羊、猪(いのしし)、牛、馬の順に獣畜の占いを行い、7日目に人の占いを行った、中国古来の占いの風習に由来しています。

3月3日・上巳(じょうし)の節句【桃の節句・草餅の節句】の意味と由来

出典:http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/hina.htm

出典:http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/hina.htm

もともとは3月の最初の巳(み)の日を「上巳(じょうし)の節句」としていました。桃の花が咲くことから「桃の節句」とも呼ばれます。

室町時代、男児の節句である端午に対し、女児の節句が上巳であるとされました。江戸時代にはそれが庶民にも伝わり、次第に3月3日は女の子のお祝いの儀式としてお雛さまを飾るひな祭りとして定着します。

よもぎの季節でもあることから「草餅の節句」とも呼ばれ、ひな祭りのごちそうとしても用いられてきました。薬草であるよもぎには邪気を祓う力があるとされたのです。

(上巳の節句について詳しくはこちらをご覧ください)
→ひな祭り(上巳の節句)の由来・起源と食べ物の意味

5月5日・端午(たんご)の節句【菖蒲の節句】の意味と由来

出典:http://allabout.co.jp/feature/sp_childrensday/

出典:http://allabout.co.jp/feature/sp_childrensday/

「端午(たんご)」とは「月の最初の午(うま)の日」という意味です。もともと中国で旧暦の5月は物忌みの月とされ、とくに5月5日は「五」が重なることから「重五」と呼ばれ、邪気を払う行事が行われていました。

それが日本での田植え祭り(菖蒲とよもぎで身を清める祭り)などと融合して、端午の節句になったと言われています。別名を「菖蒲の節句」と呼びます。

男の子の成長を祈る儀式となったのは鎌倉時代ごろ。菖蒲が「尚武」と同じ読みであることなどが由来とされています。

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7月7日・七夕(しちせき)の節句【笹の節句】の意味と由来

出典:http://www.portaleaf.com/?p=102991

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「七夕」は、中国の星伝説、日本の棚機津女(たなばたつめ)を信仰する祭事、そして日本古来の禊やお盆の習わしが融合して生まれた行事です。

中国の星伝説は織姫と彦星の伝説としてよく知られています。中国では七夕の夜に天の川に鵲が羽を連ねて橋をかけ、両岸に別れたふたりを引き合わせるという話もあります。

棚機津女(たなばたつめ)は、水辺に張り出した棚の上で、神様のために美しい衣を織る乙女のことで、日本では奈良時代から棚機津女を信仰する祭事がありました。

七夕はまた、先祖の霊を迎える「お盆」とも深く関わっています。七夕の日に子どもや家畜に水浴びさせる「ねむた流し」や、「ねぶた祭り」などの祭事はお盆前に身を清めておくという禊の習わしです。

9月9日・重陽(ちょうよう)の節句【菊の節句・栗の節句】の意味と由来

出典:http://temaeitamae.jp/top/t1/sake/3.html

出典:http://temaeitamae.jp/top/t1/sake/3.html

重陽の節句は、菊に長寿を祈る「菊の節句」、また「栗の節句」「お九日」とも呼ばれます。

もともと中国の陰陽五行説では偶数を「陰」、奇数を「陽」とします。奇数の中で最も大きな「九」は奇数の極まった数字ととらえていました。このことから、「九」の重なる9月9日を「重陽」と呼ぶようになりました。

中国では、は邪気を祓う不老長寿の妙薬とされ、重陽の日に菊酒を飲み交わして「長寿」「無病息災」を願う風習がありました。この風習が奈良時代に日本に伝わり、「菊花の宴」として宮中で行われたのが「重陽の節句」の起源とされています。

まとめ

日本の五節句をまとめると、

  • 人日(じんじつ)の節句【七草の節句】・1月7日
  • 上巳(じょうし)の節句【桃の節句・草餅の節句】・3月3日
  • 端午(たんご)の節句【菖蒲の節句】・5月5日
  • 七夕(しちせき)の節句【笹の節句】・7月7日
  • 重陽(ちょうよう)の節句【菊の節句・栗の節句】・9月9日

となります。

いずれも日本人として知っておいて損はないですね。
端午の節句などはよく聞きますが、人日、上巳まで分かっていると「おおっ」と思われるかもしれません(笑)。
それぞれの由来も覚えておくと、話のネタになると思います。

以上、五節句の意味と由来でした。

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